緊急(当日)内視鏡検査に対応
「血を吐いた」「黒い便が出た」「便に血が混じった」「刺身を食べた後から急に胃が痛い」このような症状が突然起こると、多くの方が強い不安を感じると思います。
名古屋市守山区の名古屋 神社の森 内科・内視鏡クリニック 守山院では、吐血・黒色便・血便・アニサキス症が疑われる胃痛など、緊急性のある消化器症状に対して、できる限り迅速に診察を行い、必要に応じて当日の胃カメラ・大腸カメラ検査にも対応しています。
当院は予約優先制ですが、症状の内容や緊急性に応じて、通常診療や予約検査と調整しながら対応いたします。
「様子を見てよいのか分からない」「今日中に検査が必要なのではないか」と不安な場合は、自己判断せず、まずはお電話でご相談ください。
当日受けられる胃カメラ検査
胃カメラ検査では、食道・胃・十二指腸を直接観察し、出血、潰瘍、炎症、腫瘍性病変、アニサキスなどの有無を確認します。
当日の胃カメラが検討される症状には、以下のようなものがあります。
- 血を吐いた
- コーヒーかすのような黒いものを吐いた
- 真っ黒な便、タール便が出た
- みぞおちの強い痛みが続いている
- 刺身、寿司、しめ鯖、イカ、サバなどを食べた後から急に胃が痛い
- 吐き気や嘔吐を伴う強い胃痛がある
吐血や黒色便は、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、出血性胃炎、逆流性食道炎に伴う出血、胃がんなどが原因となることがあります。
また、魚介類を食べた後に急激な胃痛が出た場合は、胃アニサキス症の可能性もあります。
当院では、診察で緊急性や必要性を判断したうえで、当日の胃カメラ検査をご案内します。アニサキスが確認された場合には、内視鏡を通して専用の器具で虫体を摘出することも可能です。
当日に胃カメラを受けるメリット
当日胃カメラの大きなメリットは、つらい症状の原因を早い段階で確認できることです。
吐血や黒色便、強い胃痛がある場合、患者さんご自身で「様子を見てよい状態なのか」「すぐに治療が必要な状態なのか」を判断するのは簡単ではありません。胃カメラで食道・胃・十二指腸を直接確認することで、出血の有無、潰瘍の状態、炎症の程度、腫瘍性病変の可能性などを評価できます。
特に胃アニサキス症では、胃カメラでアニサキスを確認し、摘出することで症状の改善が期待できます。強い痛みを我慢しながら過ごすよりも、早めに原因を確認することで、治療につながるだけでなく、不安の軽減にもつながります。
また、当院では症状に応じて、胃カメラだけでなく、腹部エコー、胸腹部X線検査、CT検査なども組み合わせて評価します。
内視鏡検査を中心にしながらも、腹部全体の状態を総合的に判断できる点が当院の特徴です。
当日に胃カメラが受けられない人
当日胃カメラは有用な検査ですが、安全に行うため、すべての方に必ず実施できるわけではありません。
以下に該当する場合は、当日の胃カメラが難しいことがあります。
- 食事をとった直後で、胃の中に食べ物が多く残っている可能性がある方
- 大量の吐血、血圧低下、意識がぼんやりするなど、救急病院での対応が必要と考えられる方
- 強い胸痛、呼吸苦、重い心臓病・肺疾患などがあり、内視鏡検査の安全確保が難しい方
- 消化管穿孔や腹膜炎など、内視鏡よりも救急処置や画像検査を優先すべき状態が疑われる方
- 鎮静剤を使用した検査を安全に行うことが難しいと判断される方
また、血液をサラサラにする薬を内服されている方は、検査自体は可能でも、組織検査や処置の内容に制限が出る場合があります。
内服中のお薬は、診察時に必ずお知らせください。
当日胃カメラを受ける際の注意点
- 当日胃カメラをご希望の場合は、可能な限り事前にお電話でご相談ください。
症状の内容、いつから始まったか、最後に食事をした時間、吐血や黒色便の有無、服用中のお薬などを確認したうえで、受診方法をご案内します。 - 検査の可能性がある場合は、来院まで飲食を控えてください。
胃の中に食べ物が多く残っていると、観察が不十分になるだけでなく、嘔吐や誤嚥のリスクが高くなり、当日の検査ができない場合があります。 - 来院時には、マイナ保険証(または資格確認書)、お薬手帳をご持参ください。
- 吐いたものや黒色便の写真、直近で食べた魚介類の内容が分かる情報があれば、診察時にお見せください。
- 鎮静剤を使用した胃カメラを受けた場合、検査後は自動車、バイク、自転車の運転はできません。
公共交通機関やご家族の送迎など、帰宅方法についても事前にご確認ください。
なお、緊急対応は通常の予約診療・予約検査と並行して行います。症状の緊急性や院内の状況により、待ち時間が発生する場合や、入院設備のある医療機関へご紹介する場合があります。
当日受けられる大腸カメラ検査
血便や下血がある場合、大腸や肛門からの出血が疑われます。痔や裂肛など肛門の病気が原因のこともありますが、大腸憩室出血、虚血性腸炎、感染性腸炎、潰瘍性大腸炎、大腸ポリープ、大腸がんなどが隠れていることもあります。
当日の大腸内視鏡検査が検討される症状には、以下のようなものがあります。
- 便に赤い血が混じる
- 排便時に便器が赤くなる
- 血便に腹痛や下痢を伴う
- 急な下腹部痛と血便がある
- 血便を繰り返している
- 貧血症状を伴う血便がある
- 大腸からの出血が疑われる
当院では、血便の色、量、回数、腹痛や下痢の有無、貧血症状の有無などを確認し、必要に応じて血液検査、腹部エコー、CT検査、内視鏡検査を組み合わせて原因を調べます。
当日に行う大腸内視鏡検査には、大きく分けてS状結腸内視鏡検査と全大腸内視鏡検査があります。
S状結腸内視鏡検査
S状結腸内視鏡検査は、直腸からS状結腸までの範囲を観察する検査です。
通常の大腸カメラのように大量の下剤を飲む必要がないため、前処置に時間をかけにくい緊急時でも、比較的スムーズに実施しやすい検査です。
特に、肛門に近い直腸やS状結腸からの出血が疑われる場合には、出血源の確認に役立つことがあります。
一方で、観察できる範囲は大腸の一部に限られます。そのため、より奥の大腸からの出血が疑われる場合や、全体の評価が必要と判断される場合には、後日あらためて全大腸内視鏡検査をご案内することがあります。
全大腸内視鏡検査
全大腸内視鏡検査は、一般的に「大腸カメラ」と呼ばれる検査です。
下剤による前処置で大腸の中をきれいにしたうえで、直腸から盲腸までの大腸全体を観察します。
血便の原因がどこにあるのかを調べるだけでなく、炎症、出血、ポリープ、腫瘍性病変、憩室などの有無を確認することができます。状態によっては、出血している部位に対して内視鏡的な止血処置を行う場合もあります。
ただし、全大腸内視鏡検査を当日に行うためには、下剤を飲む時間と、腸内が十分にきれいになるまでの準備時間が必要です。食事内容や来院時間、症状の程度によっては、当日の検査が難しく、後日の検査をご案内する場合があります
当日に大腸カメラを受けるメリット
当日大腸カメラのメリットは、血便や下血の原因を早い段階で確認できることです。
血便があると、「痔だと思う」「少し血が付いただけだから大丈夫」と自己判断してしまう方も少なくありません。しかし実際には、大腸の奥から出血している場合や、炎症性の病気、大腸ポリープ、大腸がんなどが見つかることもあります。
大腸内視鏡検査では、出血の場所、炎症の範囲、粘膜の状態、腫瘍性病変の有無などを直接確認できます。必要に応じて組織検査を行い、診断につなげることも可能です。
また、当日に診察と検査を進めることで、内服治療で経過をみてよいのか、食事制限が必要なのか、追加検査が必要なのか、入院や専門病院での治療が必要なのかを早く判断できます。血便や急な腹痛は、不安が強くなりやすい症状です。
当院では、検査結果をもとに現在の状態を分かりやすく説明し、今後の治療方針をご提案します。
当日に大腸カメラが受けられない人
大腸カメラは、検査前に腸の中をきれいにする前処置が必要です。そのため、胃カメラと比べると、当日実施には時間と条件が必要になります。
以下に該当する場合は、当日の大腸カメラが難しいことがあります。
- 検査当日に通常の食事をしっかり摂っており、腸内を十分にきれいにできない方
- 下剤を服用する時間が確保できない方
- 嘔吐が強い、お腹が強く張っているなど、下剤の服用が危険と判断される方
- 腸閉塞、消化管穿孔、腹膜炎などが疑われる方
- 大量出血、強い貧血、血圧低下、意識障害などがあり、入院設備のある医療機関での対応が必要な方
- 重い心臓病、肺疾患、腎機能障害などがあり、検査や前処置の安全性に注意が必要な方
血液をサラサラにする薬を内服中の方は、検査は可能であっても、ポリープ切除や止血処置などに制限が出る場合があります。また、糖尿病薬を内服中の方は、絶食や下剤服用に伴い薬の調整が必要になることがあります。
安全に検査を行うため、当日実施の可否は、症状、全身状態、内服薬、検査枠、前処置の状況を総合的に判断します。
当日大腸カメラを受ける際の注意点
当日大腸カメラをご希望の場合は、まずお電話でご相談ください。
血便の量、腹痛の程度、発熱や下痢の有無、最後に食事をした時間、服用中のお薬などを確認し、当日検査が可能かどうかを判断します。
- 状況に応じて、下剤を使わずに行うS状結腸内視鏡検査、または下剤で前処置を行う全大腸内視鏡検査を検討します
- 検査の可能性がある場合は、受診まで食事を控えてください。食事内容や時間によっては、当日検査が難しい場合があります
- 全大腸内視鏡検査では下剤の服用が必要です。腸の中がきれいになるまで数時間かかるため、来院後すぐに検査できるとは限りません
- マイナ保険証(または資格確認書)、お薬手帳をご持参ください。血便の写真があれば診察時にお見せください。
- 血液をサラサラにする薬、糖尿病薬、痛み止めなどを内服中の方は、必ず医師へお伝えください
- 検査後は自動車、バイク、自転車の運転はできません。公共交通機関やご家族の送迎などでご来院ください
なお、強い腹痛、大量の血便、冷や汗、ふらつき、意識が遠のく、繰り返す嘔吐などがある場合は、クリニックでの検査よりも救急対応が優先されることがあります。そのような場合は、無理に来院せず、救急要請も含めて早めに対応してください。
名古屋市守山区で、吐血、黒色便、血便、強い胃痛、アニサキス症が疑われる症状などにお困りの方は、名古屋 神社の森 内科・内視鏡クリニック 守山院へご相談ください。当院では、胃カメラ・大腸カメラをはじめ、腹部エコー、胸腹部X線検査、CT検査も活用し、つらい症状や不安にできる限り迅速に対応いたします。